「雪の跡」

昨晩降った雪も午前中からの快晴の天気と暖かい太陽の日の光で瞬く間に溶け出した。午後には都心に残っているのは除雪のために掻き集めた雪だけとなっていた。正に「淡雪」だった。何年に一度か都内でも10cm以上の積雪がある時がある。そんな時は交通が麻痺して都会の弱さを露呈するが、今回のような数センチの積雪では車にチェーンも必要ないし、子供たちが小さな雪だるまを作ることが漸く出来る程度だ。それにしても日本海側の山では3m近くも雪が積もっているというのは困ったものだ。除雪費用も大変だろうに。
「民主化の波」
昨年6月にチュニジアを訪れていた。カルタゴがローマによって滅ぼされた後にローマが造った「ローマ風呂」の遺跡がチュニスにある。この遺跡の横が「大統領宮殿」だ。ガイドから「宮殿にカメラを向けないで下さい。銃で撃たれますから」と言われていたが、確かに銃を持った兵士が監視していた。あれから半年、あっという間にチュニジアの独裁政権は崩壊してしまった。多分観光客もいなくなってしまったのだろう。チュニジアは北と東は地中海に、南と西はサハラ砂漠に囲まれた風光明媚なところだ。「チュニジアン・ブルー」と呼ばれる独特の美しいブルーが家々の壁を彩っている。蒼い空と海、そして透明感のあるブルーの壁、実に美しい国だと思った。砂漠地帯にはオアシスがあり、それなりに豊かだった。だが実情は一部の独裁者が全てを握っていて民衆には不満が鬱積していたのか?次に崩壊したエジプトには2008年の9月に訪れた。丁度「リーマン・ショック」のニュースを聞いたのがカイロで、だった。ここも観光が大事な収入源なのだろうから、現状では観光どころではないから大打撃だろ