「シアトル編」

「J  REPORT 2015 8月第2週」
「リタイアメント・ノート 7年2ヶ月目」、
「VOL。911 SINCE AUG.12th、1983」
「旅暦62、アメリカ西海岸の旅、シアトル編」
8月3日(月曜日)
午後3時45分にバスで成田に到着する。直ぐにチェックインして優先搭乗口からセキュリティを通過。ところが驚いたことにそこには大行列が待っていた。成田空港の構造は3階がセキュリティで2階がイミグレーションだ。2階からの行列が3階にまで押し寄せているのだ。こんなに混雑する成田は初めてだ。私は無人化ゲートで直ぐ空港内に入れたが、普通の人は一体いつになったら出国出来るのだろうか?あんな行列と混み具合は観たことがなかった。ANAラウンジでゆっくりしようと思ったら、意外に早く5時の搭乗時間になった。ワインを飲んでゲートに向かう。ビジネスクラスだからゆったりとしたシートで食事をしてワインを飲んで眠る。ボーイング777型機にトイレにはウォシュレットが付いていた。助かりました。時差16時間のシアトル到着。現地時間午前10時過ぎ。日本時間は火曜日の午前2時過ぎ。9時間のフライトでした。イミグレーションはNO1がアメリカ国民かグリーンカード保持者あるいはESTAで以前に入国したことのある人ということでNO1ゲートに行くと自動チェックイン機があり、言語を選び入力すると機械から印刷物が出る。それを持って更に係員のところへ行く。なぜ同じような手間を掛けるのかと疑問に思ったが、パスポートに判子を貰う。後ろを振り返ると機械の前にはこれまた長蛇の列が出来ていた。ビジネスクラスで早く機内から出たので助かった。荷物を引き取り、外に出る。友人の姿がなく探していたら、大きな声で名前を呼ばれ友人と出会うことが出来た。昨年秋の中学卒業50周年の会で会った友人だ。高校を卒業してシアトルに来て、ワシントン(州立)大学の機械工学を出て、更にLAで大学院を終えてから、またワシントン大に戻り博士号を取得後、ボーイング社にエンジニアとして37年務めたという。政府の仕事やNASAや軍関係の仕事をすることから、結局アメリカの市民権を取りアメリカに帰化したという。もう完全にアメリカ人だ。さて、空港から陸続きにタコマというところへ向かい、丁度シアトルの西になるのだが、そこから湾をフェリーで渡りシアトルへと旅した。気温は20度前後で非常に快適だ。彼T君は、夏はゴルフ、冬はスキーを楽しんでいるという。勿論ゴルフはシングル(注:ゴルフコースは自宅から2分だという)、スキーはインストラクターを指導する免許を持っていて指導に明け暮れているという。半年ゴルフ、半年スキーの生活だそうだ。シアトルは海と湖と山に囲まれた場所だが、夏は涼しいが冬はしとしと雨が多いのだそうだ。シアトルといえば確かに雨という印象が強い。船の前方にシアトルのダウンタウンが観えて来た。高層ビルが立ち並ぶ。ダウンタウンの南側に、シアトル・シーホークスのスタジアムとその隣にシアトル・マリナーズのドーム球場が観えて来た。ここシアトルは西海岸でも有数の港町でコンテナの集積地でもあるようだ。マイクロソフト、アマゾン、ボーイングや、その他IT企業も多く立地している都市だという。海軍の港でもあるという。航空母艦が停泊していた。確かマイクロソフトのビル・ゲイツ氏もここに住んでいたはずだ。