「ボーイング・エベレット工場見学」

8月4日(火曜日)
朝、ホテルの周囲を散歩した。シアトルの街は斜めの道路が多くて歩いている内に地理感覚が失せてしまった。一応シアトルセンターのタワー(スペースニードル)がホテルから観えたから、それを目標にしてダウンタウンを歩き、さて戻ろうとしたが、中々ホテルに着かない。気温は14度で肌寒い。まあ何とかホテルにたどり着いた。今日はボーイングのエヴェレット工場見学ツアーだ。楽しみだ。11時のツアーだが、早めに着いたが、広大な敷地に出来上がって受け渡し直前の飛行機が沢山並んでいた。地元のフットボールチームの「シアトル・シーホークス」専用のジェット機がいた。尾翼の「12」の文字があるが、あれは選手11名の次はファンが12番目だという意味だという。所謂応援団が12番の背番号なのだそうだ。ビデオを観た後、バスに乗り工場へと向かう。まずボーイング747?8の製造工程だ。最終仕上げラインに大韓航空向けの747型機がいた。まだ747ジャンボジェットを造っているのにびっくり。その前に工場のまずは地下トンネルに入るのだが、これが延々と続くのに驚かされる。そこからエレベーターで3階に上がり、組み立て最終過程を観た。その大きさに仰天させられた。一番びっくりしたのは作業員の人たちの軽装なこと。キャップを被っていればまだしも何も被っていない人が大半だ。日本ならば厳重にヘルメットを被っているはず。驚きました。次が777型機の製造工場だ。ここでは毎分2インチ(約6cm強)で機体が動きながら組み立てを行っているという。月産10機の777型機がこの工場で製造されているという。747は47年間で1500機製造されたという。最後は最新鋭の787型機だ。大半が炭素繊維で造られ、軽量化され燃費が良く騒音が少ないというメリットのある機「ドリームライナー」だ。日本のメーカーもその製造のかなりの部分を請け負っていることは承知の通りだ。